2010年8月6日金曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories       "メイクアップエクスタシー”



指でクリームをぬりこむ。
先だけを使わずに、
第二関節までをできるだけしならせて、
滑らかに滑らせる。

スポンジは、凹凸にあわせて、
引いたり、
たたいたり、
時には少しねじったり。

バウダーを含ませたふわふわパフで、
皮膚を包みながら
抱きすくめる。

眉のタッチは、
手首にスナップを効かせて、
タッピング。

まぶたの上や
頬の上は、
鞣すように均一に、
極上のブラシを往復させる。   

唇の弾力に、
決して逆らわせない平筆には、
スィートな〇〇〇を。

        
その人を労い、
慈しみ、
包み込み、

そして導いた後に、解き放たれる
メイクアップエクスタシー。

とにかく溶けそうに熱い夏…。

少々官能的に。

たまにはね。

いやん。

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