2011年7月1日金曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories       ” 聞いて聞いて聞かなくちゃね ”



人の話を最後まで聞かない人が多い。
ように思う。

とくにそこそこの年齢になると
とにかく聞かない。
相手の話が終わるか終わらないかで、
すぐに自分の用件や、
主義主張を
話してしまう。

一番の思いやりは、
とにかく
その人の
話を聞いてあげる事だ。

聞いて
聞いて
聞いて
ちょっと相づちを打つくらいが
ちょうど、
いい。

仕事なら、
それができる・・・ように思う。

しかしながら、
家族の話を
なかなか
聞いてあげられない。
とくに年老いた父母の話を
話が結末に
たどり着かない事もあって、
ゆっくり聞く事ができない。

若かりし頃、
恋人の話を
よ〜く聞いていた。
ように思う。

じ〜っと、
耳をすまして聞いていた。
聞いていた
というよりも、
聞かずには
いられなかった。

聞いて聞いて聞いて、
酔いしれるほど、
恋していた。

聞いて聞いて聞くと
その人が
幸せな気分に
なるような気がする。

聞いて聞いて聞くと
それだけで
自分の事も
好きになってもらえそうな気がする。

ただ、ただ、聞いて聞いて聞いて。

自分の事を
好きになってほしい人には
まずは
聞いて。
聞いて。
聞いて。

聞いて聞いて聞かなくちゃね。


そして
今の私が、
聞いて聞いて聞かなくちゃいけないのは
まずは
年老いた父母の話である。

今こそ、
そう
年老いた父母の話である。