2019年11月20日水曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     " デザインの三大要素である 色(カラー)と形(シェイプ)と質感(マテリアル)"

「 自信の色(カラー) 」

”衝撃的であった。あまりにも色の対比が美しくて、目を見張った。”

メイクアップの仕事を始めて数年たった頃、自分の中に大きな疑問がわいてきた。
それは、メイクアップの色を決めるときに、
一体何が根本になっているのかということであった。
その人が着ている洋服?トレンド?はたまたその人の好み?
どのような場所に行くのか?なりたいイメージ?
そんな時にパーソナルカラーの理論と出会い、かれこれ30年以上が経ち、
その出会いが、今まで仕事を継続できた大きな力となっている。
その人がもつ身体の色と調和する色をコーディネイトすることは、
メイクアップだけではなく、ヘアカラーやファッションなど、
すべてにおいて有意義で、失敗もない。
パーソナルカラーは春夏秋冬という4つのカラーグループにわかれており、
自身のカラーグループを身につけると間違いなく美しく見えるのだが、
逆に、こんなにも多くの人がいる中で、
たった4つのグループにしかわかれていないのも事実である。
例えば同じカラーグループが似合う人であっても、老若男女それぞれに個性があり、
ナショナリティがあり、ライフスタイルがあり、またその人の好みもある。
そういった場合、そのカラーグループをどのように工夫して使いこなすのかが、
重要なポイントになっているように思うのだ。

”初めて見た時は、衝撃的であった。
デザインされたような美しいボディーカラーは、ボディーメイクを
しているのかと思うほどであった。
尋常性白斑まだら肌の、
世界を虜にするトップモデル、ウィニー・ハーロウ 。”

テレビのインタビューで、
「あなたは、素晴らしく勇気があるのね。」というその問いに、
彼女はこう、答えていた。
「私は勇気があるんじゃない。私には自信があるのよ。」

人にパーソナルカラーをアドバイスするその前に、
人にはその人の「色」がある。カラーを分析して、
人を美しくする手助けをすることは、
本来のその人の個性に自信をもってもらうための、一つの 
架け橋になるのではないだろうか。
ウィニー・ハ-ロウは、自らの個性を最高の武器にした。
私は、誰もが持っている最高の個性を自信につなげてもらえるように
「自信のカラー」を届けたい。




「 踊る形(シェイプ) 」

何の意味があるのか、つまらない授業だと思った。
アーティストでもあり、大学の教授でもあった先生の、
その日の課題は「線を描く」ことであった。
ケント紙1枚をわたされ、定規と2Bの鉛筆で、ひたすら線を描くのである。
とにかく、何本も、何本も、直線を描くのである。
そんな授業のことを今、仕事をしている時に、とてもよく思い出す。
その人に最も美しい眉を描こうとする時に、
いつもケント紙と定規と2Bの鉛筆が脳裏をよぎる。
眉は、ちょっとした筆圧や描くスピードで、その仕上がりが随分と違ってくる。
レッスンでは、できるだけ優しく描いてね、と教えるのだけれど、
筆圧の調整はなかなか難しい。
きれいに描きたいと思う気持ちが、どうしても余計な力を加えてしまうのだ。

「見てごらん。よーく見てごらん。
同じ線はなかなか描けないでしょう。たった1本の直線なのに。
それも同じ鉛筆を使って同じ定規をつかっているのに。
同じ線じゃないでしょう。
同じ線を描くのさえ難しいのだから、
線をつないで形(シェイプ)を描くのは、もっと難しいんだよ。
そして、同じステップをふむように、踊るように線を描くと、
一つのストーリーが生まれるんだよ。」
これがその授業の合評会での、先生の教えであった。

どんな顔にも必ずストーリーがあり、
その中での眉の範囲は決して大きくはないけれど、
大切なプロローグを担っている。
さぁ、あなただけのストーリーを華麗なるステップで、
眉を描くことから、今日もはじめてみませんか。





「 尊い質感(マテリアル) 」

鏡に映った風呂上がりの自分の身体。
ちょっと待ってよ。誰かに似ている。あそことここを隠すだけで、
そう、確かに、よく似ている。わぉ、自分の父親だ。
なんだか年々父親に、どんどん似ていくような気がする。
もちろん性別は違うのだが、何が似ているのかというと、
それは質感(マテリアル)なのである。
肌の厚みやきめ、隆起のしかたや、なんとな~く醸し出す様々なマテリアルが、
とってもよく似ているのだ。
メイクアップにおいてマテリアルを表現するときには、
まずは化粧品の選択、使用する量や順序、そしてタッチが重要である。
同じ材料であっても、表情のでかたは実に様々で、
まだアシスタントの頃、パフにパウダーをとり、
掌でどれほど温めるかによってマテリアルが変わることに、
心底感激したことがあった。
それほどに、マテリアルの表現は繊細なものなのだ。

今まで親子や兄弟姉妹でお越し下さる方を数多くレッスンしてきたが、
そこでよく感じる事は顔や形や声などより、
マテリアルがとてもよく似ている、ということである。
そして、そのマテリアルを感じた時、
なぜだか、ふっと幸せな気分をあじわえるのだ。
父親と自分のマテリアルが似ているように、私と娘のマテリアルもよく似ている。
年老いた父親の背中を熱くしぼったタオルで拭いていると、
自分の老後の背中をみたように思う。
寒い季節に娘と二人、
リビングのソファーでブランケットにくるまりテレビをみていると、
その若さの弾力に、なつかしさを感じることがある。
もしも育児に疲れはてて、自分の子を傷つけてしまいそうになった時、
年老いた親が情けなくて哀しい気持ちになった時には、
ぎゅっと抱きしめたり、手を握ってみてはどうだろう。 
受け継がれていくマテリアルは、やさしくそして尊いものだと、
気づけるのではないだろうか。






「 デザインの三大要素である
   色(カラー)と形(シェイプ)と質感(マテリアル) 」

シュウウエムラのアトリエ時代に、デザインを構築するには、
3つの要素が必要であると教えられた。
これは、人をコーディネイトする場合においても大変重要であるが、
まず、そのまえに、人そのものがクリエイティブである。
そして唯一無二の存在である人を、
色と形と質感でデザインすると、その人は、より一層、
輝きをますように思う。
そして、人は、もっと、その人らしくなる。 
あなたは、あなたらしく、もちろん、私も、私らしく。

今は亡き世界的メイクアップアーティスト植村秀先生に、2019年今の私の思いを捧ぐ。

2019年8月21日水曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ” 幸せになる、いきる顔 ”


顔の中の美しく整いすぎたラインや、まんまるとした大きさ、
そしてすっきりした高さなどは、不思議なもので、
嘘だと、わかる。
とても美しく仕上がっている嘘もたくさんあるが、
なぜかちょっとした違和感がどこかにあり、
そこに必ず、目がとまってしまうのだ。
そんな嘘には、自分自身を美化したいと思う切実で、
せつない気持があることを思うと
それを暴こうなどとは決して思わないし、
もちろん否定だってしない。
けれど嘘をつく前に、一度でいいから
 
メイクアップの真髄と出会ってほしかった、と思うのだ。
メイクアップをあきらめてほしくなかった、と思うのだ。

「メイクは習っても、結局うまくできない。
だから、メイクを習う必要はない。」と、
ある人がいったことがある。
もちろん、すぐには上手にならない。
だってメイクは練習だから。だって顔は奥深いものだから。
そして、その人に必要なテクニックは、オンリーワンなのだから。
けれど「どうすればいいのか」がわかると、意外にたやすく、
顔の美しさはあっというまに生まれてくる。
だから、ずっと一緒に生きてきた、
そして、生きていく自分の顔と、真剣に向き合ってほしいと願う。
もっと、自分の顔を愛してみれば?と、思うのだ。

自分の肌の手入れをすることや、メイクを練習することは、
すなわち自分自身への愛そのもの。
愛することが先なのか、
愛せるように嘘をつくことが手っ取り早くて楽なのか。


今回の移転でいろんなものを断捨離したが、
それは、また、新しい気持ちのスペースをつくることにもつながった。
その新しくできたスペースに、美容人生40年に向けて、
これからしていきたいことを、少しづつ埋めこんでいこうと思う。


これから一番していきたいことは、いきる顔をつくること。


一人でも多くの人と出会って、いきる顔を提案すること。
心がいきる顔、自信をもたらしてくれる顔、
人を思いやるマナーとしての顔、
メイクアップはその人の嘘の顔をつくるのでない、
いきる顔をつくることだ。
その人の、その生きざまに嘘をつかない顔をつくることだ。

そして必ず、いきる顔は、「幸せな気持ち」 につながる。
美容には、それを叶える力がある。

2019年5月15日水曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ” 開け ビューティードアーズ”


小学校5年生の時、家庭科の授業で刺繍の仕上がりがとてもいいと、
先生に褒められた。
高校の美術の授業では、オリジナルの絵本を作った。
タイトルは「ひなこさんのお見合い」お見合いを通して
本当の自分らしさに気付いていく物語は、先生から絶賛された。
もちろん成績は最高得点!イェーイ! V V V !
だから、自分はちょっと手先が器用な子、
オリジナルな発想が得意な子、
そんな風に勝手に有頂天になり、
勘違いしてしまった。

その後私は、すばらしく前衛的で、
また、その当時とてつもなく勢いがあり、
美容業界に革命をおこしたシュウウエムラの
アトリエという環境の中で、
自分の勘違いと甘さをこれでもかと思い知らされ、
技術を身につけることの真髄を教わった。

毎年2回行われる一週間の研修は大変厳しく、
早朝から深夜まで技術を学び、
評価が悪い次の年は、契約破棄という条件だった。
私は入社して1年目はそこそこであったが、2年目にどん底に落ちた。
次から次へと入ってくる新人のメンバーにどんどん追い越され、
なんとビリから2番目の結末で、そのビリは研修の一週間前に
入社したメンバーという、最低のあり様だった。
今でもその時の、人生最大の恥ずかしい、情けない、
どこかに消えてしまいたい感情を、忘れることはない。
ピリピリした緊張感の中、
私の人生最悪の結果が大きくはりだされた表を見て、
1人の先輩が私の肩をポン、と軽く叩いてくれた。
その当時の時間を共有した仲間は、最高のライバルであり
、一生涯を通じる最高の心の友となった。

その後、契約破棄が決定されるであろう最後の研修に向けて、
私はそれまでの人生の中で最大に自分を追い込む練習を、
毎晩、深夜まで重ね続けた。
グロテスクな言い方だが、指から血が出るほど練習した。
そんな深夜の練習を続けていたころ、ある出来事があった。
「あぁ、そうか、そうだったのか、こうすればよかったのか。」
何とも表現しにくいのであるが、
深い感動が身体中をかけめぐり、ひとり、号泣した。
ひたすら練習する事の大切さと、
決して驕らない自分への戒めを痛いほど感じ、
技術者としての一枚目の扉が、やっと開いた瞬間だった。

その時の練習が報われ、研修でのリベンジを果たし、
この仕事を続けてこられた私が、今、ここにいる。
技術の仕事とは何なのか、
仕事を続けていくためのメンタルをどのように保っていくのかを、
痛感できたあの環境に、今も心から、深く、深く、感謝している。

一枚目の扉が開いて安心したのもつかの間、
すぐに、この扉はずっと続いていくであろう事にも気付かされた。
これからも、いくつもの扉を努力して見つけ、
そして開いていかなければ、技術の仕事を続けることはできないのだと。
最後の最後まで、開かねばならない扉は、必ず存在するのだとも。

念願の路面店を6月1日にオープンする運びとなりました。
これもひとえに、今までご愛顧いただいた皆様のおかげだと、
心より厚くお礼を申し上げます。
その人の、いくつもあるであろう美しさの扉を、
誠意をもってご提供したいという気持ちをこめて、
新店舗名は「オーヴルビューティードアーズ」です。
いつでも、扉を気楽にノックして、お立ち寄りください。
そして私たちはこれからも、プロとしてのプライドをもって
美容の仕事人としての扉を開きながら、
精進していきたいと思っております。


また、あけるの? まだ、開くの?
えぇ、もちろん。
美容の仕事人生を続ける限り、扉を開き続けることは、
もう、ずいぶん前から、心に決めているのだから。

2019年2月15日金曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”美容のコトバ”


2019年がスタートし、今年はわが娘もオーヴルで支度をして、
無事、成人式をむかえた。式を終え帰宅した娘が、
「ママ、ホンマにありがとう。うれしかった!」の一言に、
ほどよい湯かげんの温泉につかったような、
まったりとあたたかい気持ちがひろがった。

86歳になる独り暮らしの父と一緒に夕飯を食べ、
一人暗い夜道を帰る時に理由もなく、なぜだかいつも、泣けてくる。
そんな時、ずっと愛読している小説家が書いていた言葉が
頭をよぎり、少し、気持ちが楽になる。
「愛情あふれて育ててくれた親に感謝の気持ちはつきない。
けれど、人は親のために生きているのではない。
そして、愛情あふれて子供を育ててきた親も、
子供が自分のためだけに生きていくことなど、
決して望んではいない。」

仕事の最中に、
「ちょっとだけ細くして、少しだけ右にずらして、
もうちょっとだけこの色をたして。」などと思うことがよくあり、
ほんのちょっとで何がかわるのか、ほんの少しに意味があるのか、
と悩むことがある。
けれど、私が尊敬し憧れる世界的アートディレクターの石岡瑛子氏の
言葉を思い出すと、俄然、勇気がわいてくる。
「ほんのちょっと、にこそ、こだわりがあるのよ。ほんのちょっと、
の意味がわからない人には、クリエイトすることはできないのよ。」

その人のその言葉で、幸せな気持ちになることがある。
その人のその言葉で、救われることがある。
その人のその言葉で、勇気がわいてくることがある。

早いもので、2004年から「OHBL オーヴル」としてスタートし、
今春で16年目に突入する。
オーヴルはこれからも、誰もが幸せな気持ちになるような
「美容のコトバ 」を、自分たちの手指を使い、発信していきたい。
その人の魅力の引き金をひく存在でいたい。
すこしおまけに、ユーモアもとりいれながら。

さて、今年は初夏の頃に、新しい場所で、新しいオーヴルを
お届けできそうです。
皆様には、また、あらためてお知らせいたします。
さぁ、その前に、まずは、「春」がやって来る!
どうぞ、皆様、冬眠から目覚めて、顔と心の更新を、オーヴルで。

2018年11月7日水曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”美容のフォーチュン”


日本の正統派エレガンススタイルの基礎を作り、
育てたファッションデザイナーが88歳で亡くなった。
その人は、
「これ見よがしなのがイヤ。大切なのはバランスとリズム感。」
と話した。

美容においてのこれ見よがしとはなんだろうと思い巡らしてみると、
塗りすぎ、付けすぎ、描きすぎ、につきると思う。
また、美容においても同じく、バランスとリズム感は大切だが、
それに強いてつけ加えるなら、肌質感も、重要であると思う。

私は少しでも時間があれば、百貨店の化粧品フロアをめぐることを
ライフワークとしているのだが、
いつもながら、女性たちが美しさを求めてメイクカウンターの前に
座っていることの多さに圧倒され、勇気づけられ、
そしてなお、挑む気持ちでいっぱいになる。

カウンター越しにビューティアドバイザーと話す様子には
国境など全くなく、
ただただ、自分の未来の美しさを求める気持が溢れている。
そんな女性たちに美容を提供するプロとして、
テクニックや知識をしっかり伝えることはもちろんだが、
他にも決して、忘れてはいけないことがある。

今は亡き、偉大なるファッションデザイナーが服作りで
最も大事にしたのは「愛を込めること。」
「生地を愛せば、生地がこうして欲しいとささやく。
偽りのない気持ちで作った服の良さは、
着る人、見る人に必ず伝わる。」
それが信条であったそうだ。
また、日本の若者に伝えたいことを尋ねると、
「トイレで手を洗ったら、次の人のために洗面台を拭く事。」
と即答されたそうだ。

私はもう、決して若者ではないのだから、
自ら次の人のために洗面台を拭くだけではなく、
「拭いてあげてね。」と、
伝えていくことをしなければならないと、強く、思う。
そして、伝えていく自分になるためには、
自分を律することが必要なのだとも。

その人に伝える何か。それを提供するには、愛がいる。
美容という仕事には、特に、手指から伝わる愛が必要だ。

35年前、私が開けたフォーチュンクッキーの中には、
心から望んでいた「美容」の文字の紙きれがはいっていた。
その紙を今もなお、胸元のポケットに入れたまま、
嬉々として、歩いていこう。
その人が望む美容のフォーチュンの歩幅にそいながら、
愛をもってこれからも、さらに歩き続けよう。

2018年8月6日月曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”優しい気配 素敵な気配”


ちょうど7年前の、初夏の頃から冬にかけての出来事であった。
毎晩自宅のリビングで一人になると、気配を感じる。
それはぞっとするような気配ではなく、なんとなくあたたかくて、
ふんわりと包まれるような気配であった。その気配は半年ほど続き、
次の年になったとたん、すうっ〜と消えてなくなった。

仕事の移動中によくあることだが、
イヤホンを耳にして終着駅になっても気がつかず
寝入っている若者に、お節介かもと思いながら
肩をたたいておこしても、恥ずかしいのか、
びっくりするのか、一度もお礼を言われたことがない。
( まっ、別にいいですけどね〜。笑ちょっと怒)
若者よ、イヤホンをはずして、気配を感じよ。
もう、起こさないよ、と思う中年オバさんの私である。

気配を感じることは、大切なことである。
気配を感じるには、静かな心を維持し、柔らかい心でいて、
音や空気の流れを感じとろうとする事であると思う。
自分の体が騒がしかったり、硬い心だったりすると、
気配を感じる事はできない。
私は、気配を感じられるような人でいたい。

今夏は地震からはじまり、豪雨に台風、熱帯夜と、
自然の猛威を感じる夏であった。
このDMを皆様のお手元にお届けする頃には、
少しでも、秋の気配を感じられるであろうか。

今秋のメイクアップのテーマは、
「Baked shy  ベイクドシャイ」
ちょっとくすんだベイクドカラーをオーヴル流にデザインして、
控えめだけれどモード感あふれるメイクをお届けします。
私の人生にかけている⁉“ヒカエメ” というキャッチフレーズを、
メイクアップで秋らしく新しく表現して、秋の素敵な気配を、
皆様に感じていただければと思っております。

7年前の出来事、
あの気配は亡き母だったのだと後になって気がついた。
寝たきりになってから9ヶ月後に母は逝ったが、
その後も半年間、気配となって私のそばにいてくれたのだ。
そして、次の年にかわる頃、
本当に安心して、旅立って逝ったのだろう。
気配を感じられるような人として、
これからも生きていきなさいよ、と、
優しく、あたたかい気配を残して。

2018年6月13日水曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”旅と青春、そして恋”

何かを探している時には、旅にでる。
といっても大げさな荷物を持っての旅ではなく、
小さくても旅にでるのだ。
いつもの通い慣れた道であっても、旅の気分になれば、
気付くことがあるはずだ。

そんな時に見つけた、とある店。
その店のそこかしこに、仕事に対する情熱や信念が感じられて、
探しているものがみつかるかもと、何度も何度も通いつめる。
カウンター越しにみる、店主の立ち居振る舞い、選ばれた器、
選ばれた食材、自身の手を見つめる厳しいまなざしや、
うってかわって、はにかんだように見送る笑顔に、
私の心は釘付けになる。
何度目かの訪れで、自分の指針を与えてもらったような気がして、
身体がすうっと軽くなった。
旅をして、求めていれば、必ずみつかる。
ビビッとくることが、きっと、ある。

そんな時私は、いつも青春を感じるのだ。
青春は若い時だけのものじゃない。
そんな青春なんて、もったいない。

今は亡き、アメリカのとある詩人が残した言葉。
青春とは、人生のひとときのことではない、
心のあり方のことなんだと。
信念は若く、疑念は老いると。

あぁ、恋していたいなぁ。
私はこれからも、青春に恋をしていたいなぁ。
青春を感じながら、人生に恋をしていたいなぁ。
青春を感じられる人と、ずっと一緒にいたいなぁ。
ともに青春をみつけた人と、仕事をしていきたいなぁ。
青春を感じてもらえるような、美容を伝えていきたいなぁ。

何かを探して旅をして、新しい青春をみつけたら、
梅雨の合間に晴れわたる青い空を、恋する気持ちで一人、見上げる。

今年もまた、新しい夏が、やってくる。
旅と青春、そして恋。
余計なものは、もう、何もいらない。

2018年2月18日日曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”吠える!「 This is Me !!~~~」”


何枚かの洋服を無造作に、ドラム缶のようなものに放り込む。
扉をしめてボタンを押すと、あっという間に明瞭会計。
「ぽいっと入れるだけで大丈夫なん?」昭和の私は疑心暗鬼。
扉を開いて備え付けの袋にいれれば、買い物完了!
洋服を大切にたたんで、袋にいれるパフォーマンスなどはもちろんないし、「よくお似合いでしたよ。」などとお世辞を聞く必要もない。
だって、周りには誰もいない。
若者をターゲットにしたファストファッションの店を娘と共に訪れたとき、「あぁ、もうレジは人間のするべき仕事ではなくなるのだなぁ。」と、痛切に感じた。
人がしなくてもいいことは、これからもどんどん増え続けていくのだなと。

今、一番憧れるのは、センサーなどで確実にごみをキャッチするだけでなく、床はもちろん、棚の整理もしながらの拭き掃除や、トイレ掃除、風呂掃除も徹底的にしてくれる、超未来型の掃除ロボットだ。
家に帰ると、いつも、きれい。
考えるだけでうっとりした気分になる。
掃除ロボットに、お土産を買ってきてしまいそう。

これからの未来はきっと、人がしなくてもいいこと、人がすべきこと、人しかできないこと、と明確にわかれていくようになるだろう。
20年ほどまえ、友人が経営する美容室では、いち早く自動洗髪器を導入していたがいつしかなくなり、いつもの手指によるシャンプーにもどっていた。
シャンプーは、やはり手指が勝るのだ。
けれども近い将来、一枚のシートを顔にはればメイクができあがるとか、ヘアスタイリングや、洋服をコーディネイトしてくれるロボットが、すぐそばにいるのかもしれない。

今春より、オーヴルオリジナルの「BB(ビューティバランス)分析」を展開していく。BB分析とは、それぞれの顔の形や特徴、体型、パーソナルカラー、イメージ、ライフスタイルから、その人に似合うファッションや、メイク、ヘアスタイルなどを提案するオーヴルオリジナルの分析法である。
今までつちかってきたことを総まとめし構築した、外見力アップにつながる最強分析法であると思っている。その人の個性というものを徹底分析して、その人のためだけのオリジナルビューティを提案できるツールにしたい。
また、分析と同じくらい重要なことは、その人から受ける温度感のあるさまざまなこと…。それをつなげていくことこそが、人にしかできない最強のことであり、その人に心地よく響く真のオリジナルビューティにつながるのではないだろうか。
その人を、最もその人らしく輝かせることができるのではないだろうか。

私たちは、他のなにものでもない。
尊いオリジナルであることに
誇りを持ってもらえるような美容道こそが、
これからの時代において私がめざし、
歩んでいく道のように思うのだ。

ずっと楽しみにしていた映画が公開された。
心を揺さぶられる言葉がある。


今年は戌年。で、ちょっと吠えてみる~。

“ This is Me !!~~~“

自信を持って、心から。

2017年11月14日火曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”リアルライヴなビューティ LOVE を”


さぁ、今日も写真をとらなくちゃ。
おしゃれな空間で素敵な仲間と、
おいしそうなスイーツ、楽しい雰囲気。
そして私は、いつだってキレイ。
本当の年齢よりもぐっと若くみえる。シワなんて全くなし。

さぁ、今日も写真をいっぱい見ておかなくちゃ。
行った事はないけれど、行ったような気がするの。
食べた事はないけれど、食べたような気がするの。
 会った事はないけれど、会ったような気がするの。
“いいね” が多いと、愛されてるような気がするの。

大好きなナポリ pizza 専門店で、面白いポップがあった。
pizza の食べ方が、記されている。
 1. 手指を清潔にしておきましょう。
ウキウキしながら待ちましょう。
2 . pizza がテーブルに運ばれてきたら、
脇目もふらず一気に食べましょう。
3. アツアツのうちに食べることが、とっても、大事。
( 撮影よりもね♥)
はい、わかりましたと、脇目もふらず一気に食べる。
アツアツの pizza を一気に食べると、
幸せな気持ちでいっぱいになる。
そんな時は、私の心に「パシャリ」。
インスタ映えよりも、心映えだ。

今の時代、インターネット上のサービスを
活用しない日はない毎日となった。
もちろん私も、仕事においては必須で、
プライベートにおいても様々なサービスを活用している。
今となっては、全くなしの生活は考えられない。

人は誰しも、自分のことをよく見せようと
思う生き物であるのには間違いない。
自分のことを 2 割増や 3 割増にして、
自分をよく見せるために自分の神話を作ってしまう。
神話は素敵で、うっとりする。
けれどもその一方で、現実は全てを物語る。
そして、現在というものは、
一瞬ですぐ過去の全てを見せる力があり、
いいも悪いも、そこには感動があるように思うのだ。

 SNS ヨ。モットワタシヲタスケテヨ。
モットワタシヲステキニミセテ。
ワカリマシタ。リョウカイデス。
OHBL デ、オタスケシマス。
ドウゾ、キガルニオコシクダサイ。

今年もあっという間に、一年が過ぎようとしています。
来年も変わらずオーヴルは、時代に乗り遅れないように
美容の情報を発信していきたいと思います。
そして、皆さんにリアルに触れて、
目を見て話して、美容の仕事を していきたいと思います。
ちょっと暑苦しい時もあるかとは思いますが ( 笑 )、
それは、どうかご勘弁を。
これからも愛を込めて、
インスタ映えも心映えもするビューティをお届けしたいと思います。
ちょっと欲張りすぎでしょうか。

素敵なクリスマスをお過ごしください。
来年も、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

2017年8月7日月曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”自分を疑え”


初めての事は楽しい。
興味のあることを学ぶことは、とても楽しい。
それができるようになると、すごく楽しい。
できたことを褒められると嬉しい。
できることで喜んでもらえると、もっと、嬉しい。

そして、私は、その人が美しく見える色を見つけること、
その人が美しく見える眉をスタイリングすること、
その人の顔をメイクアップで
輝かせることなどができるようになった。
できるようになったことをずっと続けて、
少しずつプロに近づいてきた。

けれど、まだまだ、慣れてはいけない。
なめてはいけない。
生半可な自信はいらない。
もっと自分を疑え、もっと自分を疑え。
疑いながら続けていけ。
ある偉大な演出家が、ベテランの俳優たちに怒鳴った言葉。

今年の4月から久しぶりに、10代の総勢75名の生徒たちに、
美容技術を一年をかけて指導することになった。
自分で目指した道なのに、
つまらないと横を向いてしまう若さと、
何かを探したい思いとが入り混じり、
教室は毎回、むんむんと熱い。

そんな生徒たちの中にうもれながら、
今まで何十年としてきた、
自分にとっては当たり前のようなことを、
もう一度見直して、もう一度確認して、
もう一度はじめから、美容技術を教えていく。
できるだけユーモアを交えながら、
40近い年の差を、毎回少しずつ縮めていく。
久しぶりの若者に向けての指導に、
あの演出家の言葉が頭をよぎる。

10代の生徒達と、今の私は、世代もキャリアも違うけれど、
自分を疑うことにおいては、そう、きっと、まったく同じだ。

自分を疑うという事は、
見つけられていない自分の引き出しを探していくこと、
自分の可能性を見出していくこと、
もっと自分の未来を開いていくことへの
メッセージのように思うのだ。

私には怒鳴るほどの威厳さはないけれど、
残暑厳しい8月に、
40近い年の差がある生徒にも、自分にも、
同じように喝を入れる。

もっと、自分を疑え。
 

2017年5月1日月曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”美人の条件”


「美人ですねぇ」と言われて嬉しくない人は
この世に存在しない、と、思う。

では、どんな人が美人なのか。


美しさは持って生まれた造形によって決まると

思われていることが多い。
顔立ちが美しい人や、体型のバランスがいい人など。


しかし、人の美しさは決して生まれつきの造形だけに

左右されるわけではない。
その人の持っている雰囲気や、その人がかもしだす

香りみたいなものも、美しさの一つのように思うのだ。

先日ある方が、「美人なしぐさ」という

書籍をプレゼントしてくださった。
なるほど、と、思うことばかりである。



美人は胸の位置が高く若々しい
美人は元気に歩かない
美人は足の隙間を見せない
美人はちょっとだけずるい
美人には必ず秘密がある
美人はタイミングよく笑う
美人はなごりおしくせつなく別れる  などなど。



う~ん、色気を感じる語録が多いなぁと思っていたら、
やっぱり、著者は男性であった。
美人=色気  の定義は、男性目線からみれば、当然の事だと思う。

ところで、わたしが思う美人とは、

今を感じさせる人、
生き生きして個性的で、
ちょっとユーモアがあり、
ウィットに富んでいて、

そして、時々男前になれる、
そんな人。
そして、何と言っても、

よ~く自分を知っている人である。

自分を知ることは、実は、なかなかむずかしい。
 

たとえ生まれつきの造形がいくら美しくても、
年をとればとるほど、外見の造形というものは、
その人の生き様を雄弁に語るように思うのだ。


自分を知ることが、美人の一番条件のように思うのは、

わたしだけであろうか…。

書籍の最後のほうのページに、

美人は 「しゃべるより見せる」との言葉があり、
思わず苦笑してしまった。
ご存知の方も多いと思うが、

わたしは、「しゃべる、しゃべる、しゃべる」
やっぱり、美人とはほど遠い…。

もちろん、わかってますけどね~。

2017年2月8日水曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”風の音をきく、 そして、のる”



26年ほど講師を務めたフィニッシングスクールの新年会は、
毎年1月の終わり頃に、大阪北新地の老舗イタリアンレストランで、
行われる。
かつて校長だった方は、ひとときタレントとしても大活躍された
素敵な女性である。
その日もシンプルで上質なニットに、ベレー帽を斜めにかぶった
出で立ちで、美しく繊細な指先には、今もかわらず、
エッジの効いたデザインネイルがほどこされている。
以前は、全国展開していたこのフィニッシングスクールで、
私は、カラー、ヘア、メイクの授業を担当していたのであるが、
講師としても、実にたくさんの事を学ばせていただいた。
参加したメンバーが現況報告を次々に話した後、
いつもの校長のちょっと辛口で、けれども温かく、
ユーモアたっぷりなお話しがあり、今年は最後に、
「80歳を過ぎてね、ストンとなにかがおちた気がして、
とっても楽になったのよ。」と、仰った。

さて、恒例の今春シーズンレッスンのテーマは、
「花×ツヤメイク」である。
花のもつみずみずしい生命力を感じるツヤ肌づくりを、
徹底的に伝授するつもりだ。
今、メイクにおける肌のつくり方は、とてつもなく変化している。
軽いだけではなく、キラキラ感でもない、
究極のツヤ感をつくるために、
今までのテクニックとはまったくちがう、
新しいテクニックでレッスンするつもりである。
毎年とりいれるトレンド感ではない、
基本として続けてきたテクニックを一新する、
その時が、やってきたのだ。

新年会のあと、また来年もお会いしましょうとあいさつをして、
一人、駅までの道を歩く。
冬の寒空の中、風の吹いた音がした。
少しずつ感じていた風が、
本格的に“ひゅう~”と音をして、吹いてきた。
この風に、今は逆らわない、追い風もしない。
ちょっぴりせつなさはあるものの、
大きく深呼吸して、気持ちよく、のりたい風だ。

私にもいつか、誰もが認める、いいや、
まずは自分自身が納得のいく「なにか」がおちて、
楽になる時がくるのだろうか。

そんな時がおとずれるまで、
今はまだ、風の音をきき、風に、のる。
できれば、美容という名の、ちょっとかっこいい
サーフボードで波乗りをするように、
風をつかんで、風に、のるのだ。

2016年11月20日日曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”わたしの 触り方”



敏感な人にこそマッサージが大切。

先日、大御所エステティシャンの講話を拝聴し、
まさしくその通りとうなずいた。

今まで、美容の仕事を通して、どれだけの人を触ってきたことか。

はじめて会った人、それほど詳しくわからない人、をどう触るのか。

人を触るはじまりとなるスキンケアこそが、
コミュニケーションのはじまりだと、
偉大なる師、シュウウエムラ氏から教わった。
数々の仕事の現場で、さまざまな顔を触るとき、不思議といろんなことを感じる。



皮膚がかたい人はこわばっており、目の周りを瞬く人は何かをおそれ、毛穴がひろがっている人は何かに怒り、しわが深い人はあきらめかけていることがあり、そして、たるみのある人は、冷えていることに気付かない 。
だからこそ、皮膚がかたい人はやさしさを、目の周りを瞬く人はゆるぎない信頼を、毛穴がひろがっている人は中庸を、しわが深い人は励ましを、たるみのある人は温かさを、求めているのではないだろうか。



私たち美容を仕事にするものは、まずはこの人に、
自分を委ねようと思ってもらう事がはじまりだ。

顔の真ん中から外に、「はい、いちにさん、いちにさん…。」

自分の指を躊躇なく、人の顔にしっかりとはわせて、
やさしくやさしく包み込む。



人間は、どこもかしこもまるく、かどばっていない。
まるく、まるく、触るのだ。



美しくなることは幸せであり、
そのはじまりである触ること、は、
無言のコミュニケーションだ。



ずいぶん前の話になるが、娘が生まれて間も ない頃、
毎晩盥にお湯をはり、薄いガーゼでそっとなでると、
うっすらと白い藻が出て、なんだろうとすくってみたら、
垢が浮いているのだった。

その垢を手のひらにすくいながら、すくすく成長しているのだと、
愛しい気持ちが胸いっぱいにひろがった。



また、少し前の話になるが、脳腫瘍の除去手術の後、
9ヶ月ほど寝たきりだった母に、
少しでも気持ち良くなってもらおうと
カサカサの足にクリームをつけてマッサージをすると、
びっくりするほどの垢がでた。
話すことも、食べることも、
寝返りする事さえもできなかった母の足は、
触ることを繰り返すうち、最期は生まれたての赤ちゃんのような足になった。



一年のそろそろ終わり頃になると、いつもこんな言葉がうかんでくる。
 

つらなる。  つながる。  つづける。


この美容道をこれからも、
つらなりながら、つながりながら、さわりながら、つづけていこう。




触ることは何かを伝える。

触ることで何かを感じる。

とことん、しぶとく、触りながら、美容の力を信じるのだ。

そして、一人でも多くの人に、わたしの触り方を伝えていくのだ。

2016年8月17日水曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”秋に叫ぶ アモ~レ~”



ずっと昔から、チョコレートを愛しています。
そして今も、愛しています。
昔々亡き母に、4つ違いの妹と半分ずつわけなさいといわれた贈り物のチョコレートを、こっそり妹の分も盗み食べしていたほど(笑)、
愛してるんです。
甘いだけではない、カカオの風味がたまらないこと。
なんとなくスタイリッシュにみえること。
甘い後にくるなんともいえないエッジな感覚。
今は、上質なカカオ70%くらいのものが一番好き。
そして、チョコレートって何となくワルそうなところがいいと思いませんか?
危険な感じが漂うスイーツは、やっぱりチョコレートではないでしょうか。


さて、今秋のシーズンレッスンのテーマは「ドルチェアモーレ」。
カシスとチョコレートが混ざり合ったような
アイラインを目元に使い、やさしいけれど深みのある
大人だけの豊潤な甘みを醸し出すドルチェのような、
少々肉感的な女性をイメージしたメイクアップをご提案致します。
話題が沸騰したサッカー選手の「僕のアモーレ」って、
こそばゆくて、インパクトがありましたよね。
そんな風に言ってもらえそうになるメイクアップデザインです。
ご期待ください。


ところで、
愛してるよ。愛してます。愛しいよ。愛されたい。愛、愛、愛 。
愛っていう言葉は、こんなにもあふれているのに、
人生の中で、愛という言葉を何回ストレートに言うでしょうか。
そして、何回、言ってもらうことがあるでしょうか。


「ドルチェアモーレ」な顔になって、
この秋は、ちょっとセクシーに女っぷりをあげませんか?
誰かに、アモ~レ~と言わせてみせませんか?


それにしても、チョコレートを愛しています。
も、なんだかなぁ~。

この秋は、もう一度叫びたいものです。  アモ~レ~
ううん、ホントは叫んでほしい。 アモ~レ~

けれど、叫ぶのも叫ばれることも、
幻想のようにノスタルジックに思うのは
きっと私だけ…アモ~レ~ (遠吠え風に)   とほほ…。



2016年4月30日土曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”50627274のHappy Beauty イリュージョン ”


春夏のガウチョパンツは、股下50センチ。
レギンスパンツは62センチ。
ストレートパンツは72センチで、ワイドパンツは74センチ。
私に似合うパンツの丈である。
その昔、パンツを購入し、丈をつめて仕上がった後に、
後悔したことがなんと多かったことか。
自分にぴったりの仕上げのはずが、何となくしっくりこない。
そんな事を繰り返すうちに、私はこのデザインならこの丈、この素材ならここに注意、と、自分自身で管理しなければいけないと思うようになった。残念ながら、ブティックの販売員さんのすべてが、
その人に最も似合う丈をアドバイスできるとは限らない。
ちょっとした丈の違いで、洋服は生まれ変わり、
スタイルは抜群に良くみえる。

ところで、皆さん、
バランスをとるって本当に難しいと思いませんか?
顔はもちろん、身体のバランスは人それぞれ。
毎年恒例のスタイリングレッスンを担当するにあたり、
つくづくバランスって、難しいなぁ、そしておもしろいなぁと思う。

美しく服を着る秘訣は、何であろう?

まずは、色。
絶対に外せない色の選択。同じ白でも様々で、
雪のような真っ白、バニラアイスクリームのようなアイボリー、
ヨーグルトのようなオフホワイト、ホタテ貝のようなベージュ
ホワイトがあり、その人に似合う白は一つしかない。
これから結婚する人は、特に要注意。ウエディングドレスを選ぶときには、「絶対似合う白」を着てほしい。
また、今の季節、白のブラウスが多く店頭にあると思うが、
その人に似合う白う身につけると美しさは確実で、格別だ。
少しでも妥協すると、ぼやけたり、太って見えたり、ときにはぐっと、老けて見えることもある。
こんなにたくさんの色のある世界に生きて、こんなに自由に色を選べるにもかかわらず、似合う色を知る事が
本当に大切だと思う人は、まだまだ少ない。

次にイメージ。
洋服の場合、素材感、テイスト、トレンドをうまくミックスして、
自分に似合うイメージをつくりあげることが大切だ。
そう、エレガント?スポーティ?コンサバ?モダン?と、いったように…。

そして、最後にバランス。
バランスを知るという事は、難しいようだが、とても楽しい。
ちょっとしたバランスを変えるだけで、
その人のスタイルは素晴らしくよくみえる。
バランスをとるということは、ヘアメイクでもファッションでも、
自分にとってのとっておきのイリュージョンだ。
一人一人のビューティバランス。
それを皆さんに、伝えていきたい。

ブランドじゃない、流行だけじゃない、
自分自身のビューティーバランスが、
その人を、きっと、幸せな気持ちにさせる。
ビューティとハッピーは、いつもセットで届けたい。

あなたのハッピービューティナンバーを、ご存知ですか?
自分自身のビューティバランスを知ることで、
きっと、人生は変わる。
私、奥田天功(!?)でよければ、もちろん、
ビューティイリュージョン~‼

2016年2月5日金曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     "シンプルにトキメイテ"



「ときめくものだけを選んで下さい。」
昨今一大ブームとなった片付け術は、
ときめくものだけを選んで整理整頓していくというノウハウである。
日本だけではなくあっという間に、世界中に広まっていった。

「ときめく」って、う~ん、いい言葉だなぁ。

さて、あなたにとって、ときめくものは何ですか?
ときめくことってありますか?

ときめくといえば、やっぱり、恋?
本当にときめく恋には、いろいろと覚悟がいるし、
時と場合によっては、空想の世界だけで楽しむ方が
いい時もあるだろう。
けれど、やっぱりロマンスっていいなぁ、と思う。
恋という字に郷愁を抱く私はさておいて…。
ショッピングやファッションは、どうでしょう?
近頃本当にときめくショッピングやファッションは、
とてつもなく高く、尻込みしてしまう…。とほほのほ…。
ときめくスイーツや、ときめくグルメというのもあるが、
後からたっ~ぷりと身体に代償がついてくる…。
私にとって、昔から変わらないトキメキは、技を磨くことや、
それをみること、また、素晴らしいアートに触れることなどだ。

ところで、私はいつも新しい年になると「やりたいこと」を
手帳に書き出してみるようにしている。
仕事、健康のこと、好きなこと、家族などをテーマにして。
もちろんすべてを実現するのはむずかしいけれど、
「これだけは!」という自分なりの順位をつけて、
新しいスイッチをいれるのだ。
すべてができなくても書き出してみることで、
本当に自分の望んでいる事が整理でき、
自分自身にそのミッションをあたえると、
それに向かって努力できるような気がする。

そう、毎年年始に書き出す「これだけは!」は、
思えばトキメキ度の大きさである。

さあ、今年も春に向けて、
「ときめいて、ときめかせる」そんなビューティをお届けします。
元気になれる、楽しくなれる、そして、もちろん、きれいになれる、
そんなトキメキを皆様にお届けできるオーヴルであり続けたい。

そして、そのオーヴルメソッドのトキメキは、
シンプルさをモットーに。

他の誰かではないその人に必要なものだけを、
シンプルに伝えたい。

皆様少し遅くなりましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。

今年のオーヴルの合言葉は、もちろん「ト・キ・メ・キ~」で、ね!
「どんだけ~」とか「マボロシ~」とか、言ったら、や~よ~!?




2015年11月17日火曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     " プロへのスウィングは 永遠に"




丸坊主で、髭もないのが潔い。美しく磨かれた鍋やフライパン。
アシスタントスタッフとの阿吽のやりとり。

オープンなキッチンでは、迷いなく無駄のない動き。
必ずカウンターに座って、一人、ずっと料理の過程をみる。

年に数回出向くイタリアンレストランの料理は、もちろん
格別に美味しく、安心で、気持ちよく、癒されて、 満たされる。 

ある日の真夜中、テレビでみた熟年漫才コンビの演目は、
つっこみ、ボケはもちろんのこと、阿吽、つーかー、

ピン!とくるやりとり。

いいなぁ~。

しみじみと芸と技の奥深さに感動する。
何百回いや何万回と練習してこそ、技は磨かれるものである。
そして、 圧倒的な努力は、必ず報われるものである。

どんな世界にもプロとよばれる人がいて、
さまざまな世界のプロたちは、
無駄がなく、潔く、優しくて、懐が深い。
プロフェッショナルが好きだ。
プロフェッショナルという言葉に、ずっと、憧れてきた。 

今回OHBL BEAUTY Salonでは、今までにない、
痩身効果抜群の新しいエステメニューを展開する。 
商材の素晴らしさと、機器に頼らないプロだからこその
オールハンドのテクニックに、私自身も体験して感激した。
「どうしよう。この豊満、いや怠惰な マイボディ~が、
小学生以来の40kg台になったらどうしよう~。」と、
困ったちゃん雰囲気をかもしだしても、
スタッフは全員無視。(泣・笑)
茶化すのやめます。すみません。
サロンでは、素晴らしい技がひかるオールハンドテクニックで、
皆様をスッキリボディへと、ハリ弾力あるボディへ
と導きます。どうぞ、ご期待くださいね。

ところで、毎年今頃になると今年を振り返り、
自己顕示と自己嫌悪の間を行ったり来たりする自分がいる。

飛んできたボールを思いっきりスウィングして、
ビシッと焦点をあわせて ヒットを打てる時もあれば、
時にはへなちょこゴロだったり、空振りだったり…。
ある人は、そのスウィングこそが、未来の魅力につながると言った。
私はそのスウィングこそが、自分を成長させてくれることだと
信じている。

プロフェッショナルが好きだ。
プロフェッショナルに、ずっと、憧れてきた。

おもて面の綺麗ごとには隠して守らなければいけない何かがあるが、
プロフェッショナルには守らなくてもよい裸の潔さがある。
大好きなNHKの番組「プロフェッショナル」スガシカオのテーマ曲を
頭の中で流しながら、勝手にその 気でいい気分。
これからもプロフェッショナルに憧れ、スウィングしながら
それを追い続ける自分でいたい。

スウィングは、永遠だ。

ちょっと~スウィングの前にスリミングですやんって?!
もちろん、わかってますやんか〜。 

皆様、ステキなクリスマスを。
そして、来年も、どうぞよろしくお願いします。

2015年8月13日木曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     " 妖怪変化?陽開変化!"




「ぜんぜん変わってないね〜。」
挨拶なのか、お世辞なのか。
友達同士、久しぶりの再会でよく聞く台詞だ。

でも、私はいつも思う。絶対変わってる。
だって、もう何年も、何十年もたっている。
変わっていて当たり前でしょ。

しかし、不思議な事に、昔話に花が咲いて、
大笑いしたり、泣いたりすると、
本当に、やっぱり変わっていないなと、
気分はすっかりタイムスリップ。

そこで、ふと、気づく。
変わっていないのは、内側なのだ。

その人の考え方や、しぐさ、
人に対する接し方、好みや雰囲気、笑い方。
みんなでいる時の、立ち位置など。
きっとどんな人も様々なことがあり、
それぞれの人生を生きてきたにちがいない。
けれど、なかなか人の内側はかわらない。
本質は変わらない。
よほどの変化がある場合は、
よほどの大きな事があった時だけのように思えるのだ。

その逆で、外側が変わるのは当たり前。
痩せたり、太ったり。薄くはなるけど、濃くはならない。
弛んでも、張ることはなく、深くなっても浅くはならず。
気分が滅入ることだらけのようだが、
外側を変えていくことは、内側を変えていくより、
意外と容易くできるようにも思う。

外側を変えていくのに大切なのは、
やはり何と言っても、
その、やり方だ。

どうすればいいのかを知るだけで、
あっという間に、外側は変われるものである。

どうすればいいのかを、わからなくて、知らなくて、
ただ、ただ、老いていくのはダメ、
本当に、もったいないこと。

内側には、今まで歩いてきた私が、
良くも悪くも一杯つまっている。
いろんな思いが過るときもあるけれど、
一杯つまったものを自分なりに、やはりどこかで愛してる。

その内側を受け止めながら、外側は変わらない私ではなく、
そう、変わっていかなくちゃ。

もうすぐ、今年もきっと、心地よい秋の風が吹いてくるはず。
変わりゆく季節と時代に上手く付き合いながら、
外側の私は明日からの私。
これからの私。

さてさて、今年の秋は、70年代ルック!
OHBLでは、マルサラカラー
(※イタリアのシチリア島にあるマルサラ都市が
世界に誇るマルサラワインに由来する色の名前)を
使って、ちょっとモダンで豊潤なビューティをお届けします。

「変わったよね〜。 ホント、前より、キレイになったよね〜。」

そう言われてみませんか?    ね!


2015年6月30日火曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     " 哲学とクロールの夏"


「将来結婚したくない人〜」
の先生の問いかけに、
「はい!」と答えたのは、
クラスでただ一人私だけであった。

ベビーブームの世代、
1クラス40名近い女子校での
倫理社会の授業でのこと。

その頃の私なりの人生哲学は、

結婚はしなくていい、
子供はいらない、
恋愛はしたいし、
もちろんパートナーはほしい、
専業主婦はイヤ、
やりがいのある仕事、
好きな仕事がしたい、
ビューティとアートがミックスされたような仕事がしたい。

1970年終わり頃から80年代の流行語でもあった
"キャリアウーマン"という言葉に憧れ、
それを目指した。

そんな思春期の頃のちっぽけな哲学は、
30年以上経った今、
かわったこともあれば、
そうでないこともある。

特に、結婚、出産の経験は、
想像以上に私の人生を豊かにした。
思い通りにいかない理不尽な事の連続と、
心の芯がなんともいえないほど満たされる喜びに、
愛とは何か、
人と人との関わりとは何かを、
すこし勉強できた気がする。

いや、気もする…。


哲学。
哲学とはなんぞや。

ありがたくも好きな仕事、
やりがいのある仕事をすることができて、
早30年以上が過ぎ、
今一度、自分の仕事における哲学とはなんぞや、
と、自分自身に問いかける。


先日、私が大きな影響力を受けた
メイクアップアーティストの講演を聴講した。


「 素晴らしい美容家とは、
  技術が素晴らしいこと、
  妥協しないこと、
  そして、
  そこに哲学があること。 」


今一度、当たり前のようにしてきた仕事を見直して、
オリジナルメソッドの一つ一つを、まとめていくよう努めたい。

だらら〜んとなる夏だからこそ、
美容家としての哲学を見つめ直してみたい、
OHBL哲学を構築していきたいと、
強く思った。


あ〜そして、今、気がついた。

体脂肪については、私の人生、ずっと妥協ばかり。
哲学なんて全くなし。
偉そうなことは、言うに及ばない、はい、13号サイズです。
今年の夏は、初心にもどってスクール水着着て(なんでやねん)、
美容の大海原をクロールで、しっかりと泳ぎます。
目指すは、必ずや、人を美しくするOHBL哲学の地平線なり。