2019年2月15日金曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories     ”美容のコトバ”


2019年がスタートし、今年はわが娘もオーヴルで支度をして、
無事、成人式をむかえた。式を終え帰宅した娘が、
「ママ、ホンマにありがとう。うれしかった!」の一言に、
ほどよい湯かげんの温泉につかったような、
まったりとあたたかい気持ちがひろがった。

86歳になる独り暮らしの父と一緒に夕飯を食べ、
一人暗い夜道を帰る時に理由もなく、なぜだかいつも、泣けてくる。
そんな時、ずっと愛読している小説家が書いていた言葉が
頭をよぎり、少し、気持ちが楽になる。
「愛情あふれて育ててくれた親に感謝の気持ちはつきない。
けれど、人は親のために生きているのではない。
そして、愛情あふれて子供を育ててきた親も、
子供が自分のためだけに生きていくことなど、
決して望んではいない。」

仕事の最中に、
「ちょっとだけ細くして、少しだけ右にずらして、
もうちょっとだけこの色をたして。」などと思うことがよくあり、
ほんのちょっとで何がかわるのか、ほんの少しに意味があるのか、
と悩むことがある。
けれど、私が尊敬し憧れる世界的アートディレクターの石岡瑛子氏の
言葉を思い出すと、俄然、勇気がわいてくる。
「ほんのちょっと、にこそ、こだわりがあるのよ。ほんのちょっと、
の意味がわからない人には、クリエイトすることはできないのよ。」

その人のその言葉で、幸せな気持ちになることがある。
その人のその言葉で、救われることがある。
その人のその言葉で、勇気がわいてくることがある。

早いもので、2004年から「OHBL オーヴル」としてスタートし、
今春で16年目に突入する。
オーヴルはこれからも、誰もが幸せな気持ちになるような
「美容のコトバ 」を、自分たちの手指を使い、発信していきたい。
その人の魅力の引き金をひく存在でいたい。
すこしおまけに、ユーモアもとりいれながら。

さて、今年は初夏の頃に、新しい場所で、新しいオーヴルを
お届けできそうです。
皆様には、また、あらためてお知らせいたします。
さぁ、その前に、まずは、「春」がやって来る!
どうぞ、皆様、冬眠から目覚めて、顔と心の更新を、オーヴルで。

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