2006年3月23日木曜日

京都OHBL奥田浩子のBeauty Memories       "チャンネル"

昨年9月にOHBL BEAUTY ACADEMYをスタートするにあたり、本業である美容以外にも、”美しさとは何か?”を探求する様々な講座を開講した。そのひとつにフォーチュンセラピーがある。美しく生きていくための未来について、相談事にのる講座である。
担当して頂く珠宝先生は、四柱推命やタロットカード、手相や名前など様々な角度から占う事を得意とする先生で、とても人気が高い。今まで3回、4回とリピートされる方も多い。はじめて珠宝先生にお会いした時、真綿のような人だと思った。気持ちよく、ふんわりと、心をくるんでくれるようなお人柄である。常々占いとは何なのか?と疑問を抱いていた私は先生に質問する。”まあ、ひとつの統計学ですね。”と、先生はおっしゃった。”でも何度も何度も回数を重ねていくと、ある時その人とチャンネルがキュッキュッとあうときがわかるんです。そうすると、とめどなく言葉がわいてくるんです。”ともおっしゃった。
そうか!チャンネル!!
この言葉に私はとても感銘した。

長年この仕事をしていて、顔を美しく見せるには眉の存在がとても大きいとつくづく感じる。眉の上のラインと下のライン、眉頭や眉尻のタッチ、色、濃さ、眉骨の位置とのかねあい、立体感・・・。
手を使う仕事をしていると、技術を超えてその人とのチャンネルみたいなものがキュッキュッとあうような時があるように思う。私の場合、だんとつに眉を描く時である。
相手が私の事を信頼し心身ともに開かれている、そのなんとも表現し難い空気に包まれ、こちらはこちらで心からこの人を美しくしたいと思うときに、今まで培ってきた知識と技術だけではなく、何かそれ以上の”こうすれば美しくなる!こうすればこの人はきっと幸せになる!!”と思える眉を表現できるように思うのだ。
おこがましい話かもしれないが、人に、人の手による技術を提供する時、得体の知れないパワーがはたらくように思えてならない。結果、相手に喜んで頂けた場合はその人の目が星のように輝く。その輝きが尊くて、この仕事に喜びを感じているようにも思う。

これからも、きっといろんな人のチャンネルと出会うだろう。
それぞれのチャンネルにきっちりとあわせられるよう、これからも日々精進していきたい。そして、眉を描いた事により、”キュッキュッ”と幸せの音を奏でたい。

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